内科のよくある病気
(脂質異常症・動脈硬化・頭痛)

内科について

内科内科は風邪やインフルエンザ、胃腸炎、嘔吐症、下痢、気管支炎、花粉症などを診る診療科です。先述した病気だけでなく、高血圧や糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などの生活習慣病の診察・診断・治療にも対応してまいります。
患者様一人ひとりの状態や体質などを丁寧に診て、親切かつきめ細かな診療を提供していきます。
「前から体調が優れなくて……」「急に具合が悪くなった」などのお悩みがありましたら、ぜひ当院をご利用ください。
より詳しい検査や高度な治療、入院が必要だと医師が判断した際には、一日でも早く適切な治療を受けていただけるよう、速やかに高度医療機関へご紹介します。

脂質異常症(高脂血症)

  • 中性脂肪(トリグリセライド)が150mg/dl以上
  • LDLコレステロールが140mg/dl以上
  • HDLコレステロールが40mg/dl未満
  • non-HDLコレステロールが170mg/dl以上

のいずれかで脂質異常症の診断がつきます。
自覚症状はほとんどありませんが、治療を受けずにいると動脈硬化が進み、心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳卒中(脳梗塞や脳出血など)のリスクが高くなります。
原因は脂の多い食事や糖質の多いものの過剰摂取、お酒の飲み過ぎや喫煙、運動不足です。
一部に遺伝による脂質異常症(家族性高コレステロール血症)の方もいます。

治療は生活習慣の改善が基本ですが、それだけでは改善が不十分な場合には薬物治療が考慮されます。
主にLDLコレステロールが高い方にはスタチン系の薬、中性脂肪が高い方にはフィブラート系の薬が処方されます。

動脈硬化

動脈硬化動脈硬化は動脈の壁が厚くなり、血管が硬くなった状態です。壁が厚くなる原因の多くはプラーク(動脈硬化巣)です。これは血圧の上昇などにより血管にある細胞が傷つき、そこにLDLコレステロールが入り込みます。その後このLDLコレステロールが酸化され、それをマクロファージという白血球の一種が貪食して変化したものが、血管に溜まったものです。
プラークが出来ている段階では何の症状もありませんが、そのプラークが破れて血管を詰まらせてしまうことで、心筋梗塞や脳梗塞をきたします。
これらの病気を発症する前に、予防していくことが大切です。動脈硬化を促す要因とされている高血圧や糖尿病、脂質異常症や肥満、喫煙なども含めて、それぞれの方に合った生活習慣の改善や、生活習慣病の適切な治療を行っていきましょう。

頭痛

頭痛は一次性頭痛と二次性頭痛に分けられます。
「一次性頭痛」とは、いわゆる頭痛持ちの頭痛を言います。偏頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛が該当します。これらは脳MRI検査などの検査では異常はなく、命に関わるものではありません。しかし、日常生活に支障が出るような繰り返す頭痛がある場合には医療機関を受診し、治療を行うことをお勧めします。
「二次性頭痛」とは、身体に何かの原因があって頭痛が起きているものを言います。脳出血やくも膜下出血、髄膜炎、脳腫瘍、急性副鼻腔炎などの病気が原因として挙げられます。命に関わるような病気が疑われる場合には速やかに高度医療機関へご紹介します。